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SFサスペンス映画「ラプラスの魔女」によって、誤った科学的な知識が広まりそう…

SFサスペンス映画「ラプラスの魔女」を見に行きました。

laplacewitch1

原作「ラプラスの魔女」は、東野圭吾が書いた小説です。

東野圭吾といえば、映画やドラマ化されている小説をたくさん出していますね。

SFサスペンス映画「ラプラスの魔女」の出演者は、

櫻井翔、広瀬すず、福士蒼汰、豊川悦司、玉木宏、志田未来、佐藤江梨子、TAO(岡本多緒)、高嶋政伸、檀れいなどです。売れっ子の人たちが出ています。

ラプラスの悪魔(ラプラスの魔)

SFサスペンス映画「ラプラスの魔女」は、「ラプラスの悪魔」という物理学の仮想的な概念が登場する珍しい映画です。

wikipediaによると、ラプラスの悪魔(ラプラスのあくま、Laplace's demon)とは、主に近世・近代の物理学の分野で未来の決定性を論じる時に仮想された超越的存在の概念であり、フランスの数学者、ピエール=シモン・ラプラスによって提唱されたもののこと。ラプラスの魔物あるいはラプラスの魔とも呼ばれる。

ラプラスの悪魔の内容

ようするに、

「ある前提」が正しいとすると、未来は確定されているということになってしまうよ

ということです。

ビリアードのプールテーブルにあるボールの位置と、どのくらいの強さと方向でスティックを突くかということがわかっているならば、ボールがどのように動くかということがわかるという話と似ています。

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実際に、気象庁では高価なスーパーコンピューターを使って、現在の状況から将来の気象を予測しています。

weather

(参考画像)

ラプラスは自著において以下のような言及をしました。

もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。

『確率の解析的理論』1812年

つまり、世界に存在する全ての原子の位置と運動量を知ることができるような知性が存在すると仮定すれば(ひとつの仮定)、その存在は、古典物理学を用いれば、これらの原子の時間発展を計算することができるだろうから(別の仮定)、その先の世界がどのようになるかを完全に知ることができるだろう、と考えた。

ラプラスの悪魔には前提がある

上のラプラスの悪魔の内容、説明には、前提があります。

「もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば」と、

「世界に存在する全ての原子の位置と運動量を知ることができるような知性が存在すると仮定すれば(ひとつの仮定)」

の部分です。

ようするに、「中学・高校の理科で習うニュートン力学だけに支配されているのであれば」という前提があるのです。

ラプラスは、ラプラスの悪魔の後段部分を主張したかったわけではない

ラプラスの悪魔の趣旨は、

もしもニュートン力学だけに従うならば、未来も確定されているということになるので、ニュートン力学以外の「何か」があるだろう。

ということです。

未来が確定されていることをオレは発見したぜ~!!

といいたかったわけではないのです。

不確定性理論と量子力学

そして、実際に、不確定性理論などの一連の量子力学によって、現在は、ニュートン力学だけに従うということは、否定されています。

SFサスペンス映画「ラプラスの魔女」を見た人の中では、「未来が確定されている」と信じてしまう人がいそう

SFサスペンス映画「ラプラスの魔女」では、羽原円華(演:広瀬すず)と甘粕謙人(演:福士蒼汰)が、特殊な手術をされて、現在の状況を元に、将来を予測できるというストーリーになっています。

羽原円華(演:広瀬すず)が「ラプラスの魔女」なわけです。

「未来が確定されている」は、真実ではない

この映画では、「未来が確定されている」ことが前提にSF的な説明がされていますが、上で説明したように、現在では否定されています。

「未来が確定されている」わけではありません。

とはいえ、

ラプラスが言及した内容の後段「未来が確定されている」については否定されてはいますが、

「未来が確定されている」かどうか、「どの程度の曖昧性があるか」なんて、人間がわかるような問題ではないですね。

山本周五郎時代劇 武士の魂がすばらしい!

山本周五郎時代劇 武士の魂」は、2017年4月4日から第一・第二火曜日にBSジャパンで放送している、山本周五郎の短編小説の中でも「武士」に焦点を当てたものを原作としたテレビドラマです。


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wikipediaによると、


時代小説家・山本周五郎ならではの哀感あふれる町人・庶民の物語を、今回は武士とその家族に焦点を当てて映像化。「武士の矜持(きょうじ)を守ること」「死と隣り合わせで生きること」などの厳しさを正面から描く山本作品を通して、「日本人とは何か?」を問い詰める珠玉の名作をおくる。

日本人とは何か?


最近、欧米人、中国人、韓国人と比べて、「日本人とは何か?」ということを意識する機会を持った方もいるかと思います。


しかし、このようなことを意識する機会を与えるようなテレビ番組はますます少なくなっているのではないでしょうか。


「日本人とは何か?」という問いに対する答えの一面がこのシリーズを見ることで浮き出てくると思います。

クオリティーが高い


このシリーズについては、原作の秀逸さの他に、役者、脚本、演出のクオリティーが高いです。


女優さんはみんな美人です。


「こんな美人が侍女ならちょっとまずいだろ~」というような場合もあります(第8話)。


これだけでも一見の価値があります(笑)。

おすすめは?


すべての回がおすすめですが、あえておすすめを選ぶなら下記の2話です。


第3話 田中幸太朗主演「菊月夜」


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(参考画像:公式サイトより)


藩の重臣・高力の横暴がもとで、幼なじみの許婚と離れ離れになった佐垣信三郎。大目付役の家に婿入りし、高力の悪事を暴こうとするが…。


第7話 笠原秀幸主演「風車」



ある出来事がきっかけで、酒に溺れ荒んだ生活を送る浪人の金之助。突然現れた奉公人のおつゆによって徐々に立ち直っていくが…。


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(参考画像:公式サイトより)


思えば、私もある出来事がきっかけで荒んだ生活を送っていたところ、突然現れた人のおかげで徐々に立ち直っていったものでした…。。。


ぜひとも見ましょう!!


山本周五郎時代劇 武士の魂を見て、「日本人とは何か?」ということを意識してみましょう!!



<追記>現在は、「山本周五郎時代劇 武士の魂」は終了して、「池波正太郎時代劇 光と影」をやっています。こちらもおもしろいです。 

2013年のボストンマラソンでの爆破テロ事件を描いた映画「パトリオット・デイ」とボストン市

最近、テロ事件が頻発


最近、ヨーロッパなどでテロ事件が頻発しています。


ラマダンの月だということが影響しているようです。


そんな中、2013年のボストンマラソンでの爆破テロ事件を描いた映画「パトリオット・デイ」を見てきました。


patriotsday

Boston市と隣接市の大きな違い


元ボストン市民の私としては、すごく興味がある映画でした。


主演は、警官役のマーク・ウォールバーグです。この人は「本当の」ボストン出身の人です。


なぜ「本当の」と書いたのかというと、よくアメリカ人で「I’m from Boston」という人はいるのですが、よく聞いてみるとBoston周辺に住んでいたという人が多いのです。ボーンシリーズで有名なマット・デイモンは、隣のケンブリッジ市出身です。


ちなみに、現在、マット・デイモンがプロデュースでケイシー・アフレック(ベン・アフレックの弟)が主演の「マンチェスター・バイ・ザ・シー」もやっています。


あらすじは、

ボストン郊外で便利屋をしている孤独な男リー(ケイシー・アフレック)は、兄ジョー(カイル・チャンドラー)の急死をきっかけに故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーに戻ってくる。兄の死を悲しむ暇もなく、遺言で16歳になるおいのパトリック(ルーカス・ヘッジズ)の後見人を引き受けた彼は、おいの面倒を見るため故郷の町に留まるうちに、自身が心を閉ざすことになった過去の悲劇と向き合うことになり……。

とのことです。(実はブログ投稿で書こうと思って見に行ったのですが、あまりにも悲しい話すぎて書けません…)

Boston市と隣接市の大きな差


なぜ私がBoston市と隣接市でこだわるのかというと、Boston市には貧困層が住んでいる地域が多く、busingでバス通学させて分散させるのでBoston市の公立学校はどこも貧困層の人が多く、そんな状況なので中級階級以上のアメリカ人はBoston市に住まずに隣接市に住むのです。するとますますBoston市の公立学校は貧困層のたまり場となるのです。


アメリカの都市は、多かれ少なかれこのようなことになっていることが多いです。

Boston市の公立学校


もちろん私はBoston市の公立学校へ行っていました。



(参考画像:ボストン市立小学校。こんな感じの学校です)




(参考画像:実際の現在のボストン市立小学校の画像です)


Boston市の公立学校の人種構成は、写真のような感じです。


ある日、クラスの中で白人とマイノリティーの比がどのくらいか数えてみました。


すると、ほとんどがマイノリティーでした。


マイノリティー(少数派)でなくてメジョリティー(多数派)じゃん!!(笑)。


これが普通のアメリカの公立学校だと思っていた私ですが、ある日、隣接市の公立学校を訪問する機会がありました。そして、マイノリティーの少なさに唖然としました。


なんだ!この差は!!
アメリカというのはいろいろな人種が一緒に学校で学ぶところと思っていた自分は何なんだ!!
と感じたことを一生忘れません。


そして、その後、JFKも通っていたという「私立学校」の行事に参加する機会がありました。


そしたら、なんと、白人比率96%くらいで、黒人は1人しかいませんでした。唖然としました。

New Kids on the Block


マーク・ウォールバーグも、貧しい家庭で9人兄弟の末っ子として生まれました。


元々、兄のドニー・ウォルバーグがNew Kids on the Block (後にNKOTB)というアイドルグループで歌手だったので、マーク・ウォールバーグはその関係で歌手から入り、今は俳優業に専念しているようです。



(ドニー・ウォルバーグ)


New Kids on the Blockは、Bostonの貧困層の白人を黒人のMaurice Starrが集めてできたグループです。


最近、再結成して営業を行っているようです。

ボストンマラソン


前置きが長いですが、まだ続きます(笑)。

ボストンマラソンというのは、ボストン市民にとっては1年に1回のお祭りのように、愛されている行事です。

知り合いが走っていることも多く、誰でも善意で応援に行ったことがあるような催し物なのです。

そんなボストンマラソンで爆破をしたのが、本事件の犯人でして、それだけでもボストン市民にとってはとんでもないことなのです。

映画「パトリオット・デイ」


映画の中には、善良な市民の足が爆破で吹き飛ぶところなど、テレビニュースでは出てこないようなシーンが描かれていて、見れば誰でも犯人を憎むような演出がされています。いや、これがテロの現実なのでしょう。


アメリカの映画館では上映中に涙するような人も多いと思います。


(これ以上はネタバレになるので控えておきます…笑)

どのような人におすすめ?


爆破テロとはどういうものなのか知りたい人


アメリカ人のテロに対する思考回路を知りたい人


アメリカ人に感情移入して涙したい人


ボストンが好きな人


かな?

映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は「未来は決まっている」ことが前提。「福士くんパラドックス」は?

福士蒼汰&小松菜奈が主演の映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』を見てきました(少しネタバレ)。

bokuhaashita

タイムものの映画は好きなので、女子高生が見るような恋愛系の映画を見てきました。

公式サイトはこちらwikiはこちら予告動画はこちらプロモ動画はこちら

タイムものの中では、

逆に進行するパラレルワールド系

のようです。ようするに、

時間が逆に進行する同じような世界が別で進行していて、その別の世界の男女どうしが出会う

ということですね。

恋愛系の中で考えると、

制約があって一日一日を大切にデートしていく

相手が命の恩人でもある

というような設定です。

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』よりも気軽に見れた

benjamin

(公式プロモ画像より)

タイムトラベルという観点でストーリーが似ているものとして、ブラッド・ピット主演の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』公式サイト)があります。こちらは、

パラレルではない単一ワールドで、1人の人生の外見だけが逆に進行する

というものです。「赤ん坊のときには外見がおじいさんなので父親が逃げ出してしまう」という悲しいストーリーです。

これと比べると、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は気軽に見れていいですね。


カップルで一緒に見るのにおすすめ

制約があるので、相手に30日しか会えません。したがって、一日一日を大切にデートすることになります。

しかし、それ以上に、下の項目で書くように、

「今つきあっている人とは運命で定められている」

と思うようになるのです!!

この冬に一緒にぜひ!!


物理的な考察・矛盾点

ここからは、本来は考えてはいけない(!?)かもしれない物理的な考察・矛盾点です。

「逆に進行するパラレルワールドが他にあるなんて、ありえない」なんてことではありません。人間はまだそんなにものごとについてわかっていないのです。

そんなことよりも…

未来は決定されている(人間の活動などにかかわらず)

この映画の筋書きを考えれば、人間や動物がどんな活動をしようとも、その活動をすること自体がすでに定められていることであって、「未来は決定されている」というように解釈することができます。

だって、自分の5年後、10年後の未来について、相手は、5年前、10年前にすでに経験していて、逆も同じですから。

ラプラスの魔

このように「未来は決定されている」ということは、物理学的にも別にあり得なくもなくて、実際に、「未来は決定されている」という「ラプラスの魔」という仮説があります。(本気で主張されていたということではありません)

すべての物が中学で教わるニュートン力学に従うなら、人間の脳内活動も分子などの運動の結果発生する以上ニュートン力学に従うことになります。

ニュートン力学では、ビリアードの上にあるボールのようにすべての運動を予測できるので、人間の脳内活動もすべての物の運動も、すでに決まっているということになるのです。

現在は、この「未来は決定されている」というラプラスの魔自体は、「原子のような小さいものはニュートン力学に従わない」ということがわかっていますので、否定されています。

しかし、「未来は決定されている」ということ自体を否定できるほど人間は物の理をわかっていません。

映画の矛盾点

この映画の矛盾点は、まさにここにあるのではないでしょうか?

映画では、日記どおりに行動しないのかでもめる行動も含めて、2人の行動は2人自身で決めているというような感じで描かれています。

しかし、上記のように、そもそもの設定が「未来は決定されている」というようにしか考えられないわけです。

福士くんパラドックス

福士くんが「一緒に両親と会う」とか、これからのことが書いてある日記を見たときに「こんな日記に縛られるデートなんて嫌だ!」というようなシーンがあるわけです。

そのときに、福士くんがどうしても

「この日に一緒に両親と会わなければいいんだろ!」

として両親と会わなければどうなるのでしょうか?

●本人がどうがんばっても結局(事故などが起こり)会うはめになる
●多少逸脱しても自動修正され、逸脱している時の記憶は消される
●ルールを知ったにもかかわらずそれに従わない福士くんは、メン・イン・ブラックのような軍団に襲われてこの世からいなくなる(笑)

meninblack

(映画メン・イン・ブラックのプロモ画像より)

といったところでしょうか?

アンジー監督の映画「不屈の男 アンブロークン(原題:UNBROKEN)」を見たら、ねつ造された反日映画とは思わなかった

アンジー監督の映画「不屈の男 アンブロークン(原題:UNBROKEN)」が2016/2に公開されていたようですが、遅れて最近見てみました。(公式サイトWikipedia

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(公式サイトより)

産経新聞の記事やネット上の書き込みの影響で、夫のブラッド・ピットがセブン・イヤーズ・イン・チベットで中国ににらまれたので、逆に中国に気に入られようと「ねつ造された反日映画」を作ったという先入観があったのですが、実際に見てみたら、そうはあまり思いませんでした。

反日的ではないと思う理由

●主人公は長い間海の上で助けが来なくて死にかけていたところを、結果として、日本軍によって収容された(助けられた)

●なんだかんだ言って、日本は捕虜として扱っている

※現在のアメリカ軍は、キューバ内のグアンタナモ米軍基地で拷問などを公然と行っていて、適切な捕虜として扱っていません(テロリストは正規軍の軍服を着ておらず捕虜として扱う国際法上の必要性がないという理屈)。なぜグアンタナモ米軍基地でやるのかというと米国の国内ではないため、国内法が及ばないからです(Bush Jrが許可)。

●捕虜収容所で、多少理不尽なことをされるのは、あまり驚くことではない 描かれていることは特に驚くようないびりではなかった。

unbroken2

(公式サイトより)

●ラジオ放送で家族に自分が無事であることを伝える機会が与えられ、「戦時下の状況を考えると適切に扱われている」と自分の言葉で話している。

●最初に、乗り込んでいる爆撃機が爆弾を落としている光景が描かれている

●東京の空襲で日本人が被害を受けている状況も少し描かれている

●アメリカ人の目線で見ると、「脱獄」したり「反撃」したりする訳ではないので、「つまらない」と感じる人も多いと思った

●グアンタナモ米軍基地で拷問を現在行っていることを知っているアメリカ人の目線で見ると、殺されず捕虜として扱われていて、拷問はないので、日本=悪とは思わないと思う。

反日的な要素

とはいえ、強引に反日的にしているのではないかという要素もありました。

●日本軍によって収容された後に、自分たちよりも前に尋問されていた前の米兵が、斬首されたことになっていた。

(そのわりに自分たちは殺されず捕虜収容所へ行くことになるのは不自然)

●その後、単に体を洗う光景を、自分たちが斬首されそうになるかのような恐怖シーンに変えていた。

●ラジオ放送の協力を拒否した後に、捕虜全員が主人公の顔面を殴るように強制されるシーンがある。

 

今後チャイナマネーがアメリカで浸透してくることを考えると、残念ながら、反日的な映画はますます増えそうですね。

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