エンバカデロ・デベロッパー・キャンプへの参加、プログラム開発環境Delphi

今日、エンバカデロ・デベロッパー・キャンプというプログラマー向けの催し物が秋葉原であったので参加してきました。

(私は企業向けの業務用プログラムを作る仕事もしています)

emb-dev-camp2011fall
(参考画像:エンバカデロ社ウェブサイトより)

とはいっても、何の催し物かわからない人が多いと思いますので、背景を以下に…

<プログラム開発環境>

昔、Windowsが流行る前は一般的なパソコンはMS-DOSという基本ソフトで動いていて、そのころは、コンピューターを使う人の中では、自分でプログラムを作る人がかなり多くいました。

プログラムを作るための環境(実際にはソフトウェア)のことを、プログラム開発環境といいます。

昔のプログラム開発環境は、今よりもプログラム作成を覚えるのが簡単でした。

その代表的なプログラム開発環境がMicrosoft社のBASIC環境です。

<BASIC>

Microsoft社の最初のBASIC環境は、創業者のビル・ゲーツ氏がハーバード大学在学中に自身で(機械語で)プログラムを書いたもので、覚えやすく、使い勝手のいい上に少ないメモリーしか使わない、優れた開発環境でした。

例えば、5+6を計算したいときには、画面上で、

print 5+6

と打ち込んでEnterキーを押せば、「11」と表示してくれます。(他の多くのプログラム言語では、「11」という数字形式を文字列形式に変換した上でprintすることを必要とします)

同じことを最近のプログラム開発環境で行おうとすると、覚えなければならないことが多すぎで、たいていの人は挫折してしまいます。

このMicrosoft社の初期のBASIC環境は、MS-DOSの時代に、GW-BASICと高機能化しました(日本ではPC-9801シリーズ用のN88-BASICが普及)。

このGW-BASICやN88-BASICは、容量上は大きなプログラムを扱え、取っつきやすかったのですが、大きなプログラムになると、どうしてもGOTO命令によってプログラムの中のあちらこちらに飛ばないといけないので(スパゲッティープログラムと呼ばれます)、開発効率が落ちるものでした。

そこで、Microsoft社は、MS-DOS時代の後半に、QuickBASICという開発環境を出しました。QuickBASICは、プログラムのまとまりをサブルーチンや関数という機能を使ってまとめることができました(構造化をサポート)。

しかし、マックやPCでWindowsが流行るようになると、ウィンドウ用に開発効率がよい開発環境が必要になり、Microsoft社は、Visual Basicをリリースしました。

Visual Basicは、ビジュアルな画面を作る作業効率が高く、MS-Officeのマクロ言語として使用されたこともあって多く普及し、バージョンが1.0から6.0(1998年)まで続きました。しかし、以前のBASICと比べるとプログラミング開始の敷居は高いと言えるでしょう。

その後、Microsoft社は、Visual Basic 6.0のバージョンアップをせず(MS-Officeのマクロ言語としては引き続き採用されています)、2002年に、Visual Basic .NETという別言語に基づく開発環境へと移行していて、現在はVisual Basic 2010を販売しています。

<Pascal/Delphi>

BASIC言語は覚えやすいプログラミング言語ですが、決まり事が少し多いPascal言語というプログラミング言語があります。

MS-DOS時代に、Borland社がPascal言語に基づくTurbo Pascalという開発環境を出しました。これは、C言語よりも楽に開発できる上に、GW-BASICやQuickBASICと比べて、高速に動くプログラムを作ることができました。この当時は、プログラム開発環境については、Borland社はMicrosoft社と競い合うような会社でした。

その後、Windowsが流行るようになってMicrosoft社がVisual Basicを出すと、その翌年に、Microsoft社がQuickBASICからVisual Basicを開発したように、Borland社は、Turbo PascalからDelphiを開発しました。

Microsoft社のVisual Basicが6.0で実質的に終了したのとは対照的に、Delphiは以前のバージョンとの互換性を高い度合いで保ちつつ現在も開発が進められています(Delphi XE2が最新)。

しかし、Delphiが以前のバージョンとの互換性を高い度合いで保つのはユーザにとってはありがたいのですが、バージョンアップの必要性があまりないので、メーカーは儲からないという側面がありました。

しかも、java言語が流行り、ユーザの数は段々と少なくなっていきました。

そこで、Borand社は、Embarcadero(エンバカデロ)社に開発ツール部門を売り渡しました。

最近、Microsoft社のVisual Basic .NETではネイティブアプリ(中間言語を使わない高速に動作できるアプリ)を作れないことから、Delphiが以前よりも少しだけ注目されているようです。

<本題>

本題なのですが…今日参加してきたエンバカデロ・デベロッパー・キャンプというプログラマー向けの催し物というのは、エンバカデロ社が主催するプログラマー向けの勉強会兼新製品の紹介みたいなものです。

最新版の開発環境では、Windowsの開発の他、Mac、iPhone、Androidなどのネイティブアプリ開発に対応できたという点が大きな特徴だと思います。

<しかし…>

しかし…今日の参加者を見てみると、40代、50代の人が多く、20代の人がほとんどいない…

エンバカデロ日本代表の藤井等氏よりも年上の人が多いような…

20代の人がいるIT関連会社では、Delphiなんか使わずに、javaやPHPを使うためなのでしょうか?

平日の昼間に20代の人が勉強会に出させてもらうのは難しいという事情はあるでしょうが少しショックでした。

私も3日前の参加申し込みでも間に合ったし…

5年前の同じ催し物はもっと参加者が若かったような気がします。

他の参加者の方はどのように感じたでしょうか?

<秋葉原>

最近、秋葉原駅前が一気に開発されましたね。

以前、本郷、千駄木、田端に住んでいたときには秋葉原にはよく寄ったものですが、最近の変貌ぶりには驚かされます。

そして、気軽にバイクを駐車できなくなりました。今回は秘密の場所に駐車できましたが…(笑)

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