翻訳ソフト、翻訳支援ソフト、翻訳メモリーソフトの違いとTradosの「文書の修正」について

みなさんは、翻訳ソフト、翻訳支援ソフト、翻訳メモリーソフトの違いについてご存じでしょうか?

大まかに言うと、「翻訳ソフト」は、広い意味では、「翻訳をしてくれるソフトウェア」で、狭い意味では、おおまかな意味を把握するために翻訳家でない人が使うソフトウェアで、多くの場合は完全な翻訳文を作成することを前提としていません。

「翻訳支援ソフト」は、完全な翻訳文を作るために支援してくれるソフトウェアです。

「翻訳メモリーソフト」というのは、「翻訳支援ソフト」の中でも、手作業で翻訳した内容をデータベース化して、新たに翻訳する際に利用できるようになっているソフトウェアのことです。

現状ではこれらの中でプロの翻訳家が最も使うのが、「翻訳メモリーソフト」です。


プロの翻訳家は、元の文章を読めば、その意味は頭の中ではわかっています。「翻訳ソフト」を使って不完全な文章を出力されても、かえって効率が落ちてしまうのです。それに、依頼側や雇用者としても、翻訳者の時間的な都合で「翻訳ソフト」の中途半端な翻訳結果が少しでも残っているということがあると大問題なので、「翻訳ソフト」は使わずに「翻訳メモリーソフト」でやってほしいと注文を出すことも多いようです。

プロの翻訳家が使う「翻訳メモリーソフト」として、圧倒的な世界的シェアがあるのは、TRADOSシリーズです。IT分野の翻訳ではデファクトスタンダードのようです。

TRADOSシリーズの中で、TRADOS Freelanceは、基本的には一人で使うためのもので最も安くなっています。複数人で辞書を共有しながら同時に使うためには、TRADOSの上位シリーズを使う必要があります。

さて、このTRADOSの基本的な使い方は、画面上部にTradosの画面を、画面下部にWordを表示させて、Word上で作業をします。Wordのマクロとソフトウェアを組み合わせて使います。

HTML文書などのタグ付き文書の場合は、WordではなくTagEditorで作業をします。

このTradosをWordで使う際、通常、TradosのツールバーとメニューバーのTradosメニューを両方使います。

しかし、Tradosのツールバーをいったん非表示に設定すると、その後、Tradosメニューが消えて、「文書の修復」というよく使う機能を使えなくなることがあります。

(この「文書の修復」を使わないと、誤ってTradosタグを消してしまった場合に、WordもTradosも終了できなくなることがあります)

その対処法として、レジストリエディタで、

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\??.0\Word\Data

のキーを削除すると、Wordの設定がリセットされて、メニューバーのTradosメニューが復元するようです。

しかし、Wordの設定がリセットされるのは何かと面倒です。リセットしてしまうとWordのオートコレクトのオプションなどを再設定する必要があります。

そこで、Wordの設定をリセットせずに、Tradosメニューを復元することはあきらめて、「文書の修復」をしたい場合は、Wordのマクロ「tw4winRestoreSource.Main」を実行することで行うことができます。Tradosメニューの中でとりあえずこれさえ実行できればツールバーで足りるのでこれで問題が解決します。


今回はTradosを使っていない人には不要な情報でした。

カテゴリ
プロフィール

ぽち

Author:ぽち
ようこそ!脱サラして好きなことをのんびりとやっています。
このブログが役に立ったという方やご意見や質問・要望がある方はコメントを書いてくれるとうれしいです!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR