KYMCO Xciting 250のステータコイル巻き直し

KYMCO製エキサイティング250については、こちらでまとめがあります。

さて、このエキサイティング250はどうやら中古でヤフオクで購入した当初からステータコイルに断線があり、発電機能がはたらいていなかったようです。

ACジェネレーターの回路図は下記図のようになっています。

xciting250acg

(参考図:サービスマニュアルより)

これは、エンジン右側からレギュレーターへ来ている黄色い3つの線の間の抵抗を調べればわかります。

黄色い3つの線どうしの抵抗は0.1Ω~0.5Ωが標準です。

そして、黄色い3つの線とアースとの間は絶縁されているのが正常です。

私の場合、黄色い3つの線どうしの抵抗が絶縁されていました。これは、途中で断線していることを意味します。

そこで、ステータコイルを注文しようとしました。

しかし、日本代理店は在庫をかかえていないようです。これでは3ヶ月コースです。

eBayだと、南アフリカの業者が純正部品を空輸で送ってくれるようなので、これを頼むのもいいでしょう(値段は日本代理店から購入するよりも安くなります)。

私は、コイルの巻き直しという選択肢を選びました。

xciting250-stator-coil

(作業前のステーターコイル)

コイルは、(おそらく純正品と同等の)ポリスチレン被覆の0.8mm径のものを選びました。

1.0mm径のものの方が抵抗が少なく発熱も少ないのですが、これだと間違いなく純正と同じ数(Xciting 250の場合、1つの芯に約30巻き)だけ巻けません。

stator-rotor

作業のポイントは図のようになります。エポキシ接着剤は100円ショップのものでOKでしょう。

(A剤とB剤を混ぜるタイプのものです。同じ量にすることとよく混ぜることが重要です。A剤だけ、B剤だけだとまったく固まらないので、普通の接着剤よりも意外と長持ちします。 実は電子レンジの皿を直すのに使いましたがいまだにカチンカチンですので、耐熱性は十分だと思います。エポキシ接着剤は半導体製造の際にも使われています。)

抵抗測定も全部終わったら、できれば、露出しているエナメル線に全面的に塗りまくり、耐熱性・固定性を増します。

けっこうたいへんな作業でしたが、いろいろと勉強になりました。

充電してもバッテリーが弱くなる方は、エンジンを切った状態で、バッテリーの+-の間の電圧を測ってみましょう(13Vくらいあれば満充電です)。

そして、エンジンを5000回転くらいで回した状態で、バッテリーの+-の間の電圧を測ってみましょう。これが上記電圧よりも高くなっていなければ、正常に充電できていないということになります。

黄色い線の間の抵抗を計ってみて、異常があればステーターコイルの故障の可能性が高いです。

これが正常な場合は、レギュレーターが故障している可能性が高いです。 ここらへんのトラブルシューティングは、部品や材料を買う前に、サービスマニュアル記載通りにテスターでチェックすることが先に行う作業になります。

(主に図を2014/9/7に追加しました)

関連記事

コメント

Secret

私もコイルが

こんにちは。宮城の高橋と申します。
私もヤフオクで韓国製のスクーターを購入したのですが、やはり、コイルが断線しておりました。私の場合、内部のボルトが緩んでおり、それにふれコイルがずたずたになっておりました。
そのため、元の形状がわからず(巻き方向とか巻き数、結線方法など)困っております。ご教授願えませんか?

図を作りました~

高橋さん
コイルが断線していて充電できていなくても、オークション売買だとわかりませんね。
コメントをいただいてから、がんばって図を作りました。
ACジェネレーターの方式が違う場合もあるでしょうが、参考になれば幸いです。
巻き数については、同じ径のエナメル線を使って、同じくらいの量を巻くしかないでしょう。
ただ、純正部品を取り寄せるのもいいと思いますよ。納期がかかるというのであれば、韓国のバイク屋や用品店から直接頼むとか。eBayで探すとか・・・
何かあればまたコメントをいただけるとうれしいです。

ありがとうございます

こんにちは。高橋です。
早速の図面ありがとうございます。
大変ありがたく、これを参考にして巻いてみます。

純正部品の件ですが、日本だとレッドバロンだけがヒョウスン代理店でして、なんとか会員(3万8千円くらい)になって初めて整備等をするというシステムらしく、部品販売も不可だそうです。
カテゴリ
プロフィール

ぽち

Author:ぽち
ようこそ!脱サラして好きなことをのんびりとやっています。
このブログが役に立ったという方やご意見や質問・要望がある方はコメントを書いてくれるとうれしいです!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR