Windowsでは、デバイスドライバーにバグがあったり悪意のあるコードが入っているとパソコン全体が不安定になることが多いので、Windows 7/8/8.1の64bit版からは、デバイスドライバーの作成者(ハードウェアベンダーなど)は、Microsoftにお金を払ってテストしてもらった電子署名を取得済みのデバイスドライバーでないと、(通常の方法では)インストールできなくなっています。 しかし、個人が再生したドライバーなどでは、署名済みのドライバーがない場合があります。 このような未署名のドライバーをインストールする方法をいくつかご紹介します。 まず普通にインストールできるか試してみます 電子署名を取得済みの場合やWindows Vista, 7, 8, 8.1の32 bit版の場合は、本投稿の問題は発生しないはずです。 コントロールパネル|ハードウェア…|デバイスとプリンター|デバイスマネージャー と進みます。 変更したいハードウェアの項目をダブルクリックして開きます。 ドライバー|ドライバーの更新 と進みます。 コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します を選びます。 コンピューター上のデバイスドライバーの一覧から選択します を選びます。 ディスク使用 を選びます。 参照 を選びます。 「ドライバ」を展開したフォルダの下のinfファイルがあるフォルダを選びます。 正常にドライバーをインストールできれば問題ありません。「電子署名がないのでインストールできない」というメッセージが出れば下のいずれかの操作が必要となります。
bcdedit /set TESTSIGNING ONを使う方法 コマンドプロンプトを右クリックして、管理者として実行します。
bcdedit /set {current} bootmenupolicy legacy
bcdedit /set TESTSIGNING ON
として再起動して、ドライバーをインストールできるようになったか試してみます。
テストモードという表示(Watermark)が画面の角でされることになると思います。 この場合、下のDriver Signature Enforcement OverriderでRemove Watermarksを実行させることなどで消すことができます(これで失敗するなら他のツール)。
Driver Signature Enforcement Overrider 1.3bを使う方法 こちらのように、 コントロールパネル|ユーザーアカウントと…|ユーザーアカウント|ユーザーアカウント制御設定の変更 と進み、 ユーザーアカウント制御(UAC)の通知を受け取るタイミングの設定を「通知しない」にします(後で戻します)。 さらに、田+Rで、regeditとして、レジストリエディタを起動し、 HKEY_LOCAL_MACHINEのSOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\policies\systemのEnableLUAという値を0(無効)にします。 (これらは後で戻します) Driver Signature Enforcement Overrider 1.3bをダウンロードします。(Download、Agreeと進みます) ダウンロードしたdseo13b.exeを右クリック、管理者として実行 します。
Next、Yesと進み、Enable Test Modeを選んでNextとして、OKを押して、再起動します。 再度、dseo13b.exeを右クリック、管理者として実行、Next、Yesと進み、Sign a System Fileを選んで???.sysを選び、Nextとして、OKを押して、再起動します。 再起動後に、上の32 bit版用の手順を実施します。 F8起動でドライバー署名の強制を無効にする方法
Windows起動時に、F8キーを押して、「ドライバー署名の強制を無効にする」を選んで起動します。 しかし、この方法では、起動時に毎回この操作を行う必要があります。
Ready Driver Plusを使う方法1
ここでダウンロードできるReady Driver Plusを使えば、上の「F8起動でドライバー署名の強制を無効にする」を自動的に行ってくれます。 Step: 1のReadyDriver Plus Direct Download Linkをクリックしてダウンロードします。
Ready Driver Plusを使う方法2
上記ではうまくいかない場合が多いようです。
●コントロール パネル\ハードウェアとサウンド\電源オプション\システム設定で、「現在利用可能ではない設定を変更します」として、「高速スタートアップを有効にする」のチェックをオフにします。 コマンドプロンプトを右クリックして、管理者として実行します。
●Metroスタイルのブートローダーを無効にします。
bcdedit /set {current} bootmenupolicy legacy
●ここからから入手したboot.binファイルでboot.binファイルを置き換えます。
ここでダウンロードできるReady Driver Plusをインストールします。
OpenedFilesView 64 bitを使う方法 ここでダウンロードできるOpenedFilesView 64 bit (ページの下側のDownload x64 version of OpenedFilesViewをクリックします)をインストールして実行させることで、なぜかドライバーインストールに成功することかあるようです。ずっとテストモードにするようです。
これらの操作を行った後に、再起動して、上記のように、ドライバーのインストールを試してみます。
できた、できないなど、コメントをいただけると助かります。
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