フォルクスワーゲンの不正ディーゼル問題でわかること

フォルクスワーゲンは全世界の1100万台のディーゼル車で、排ガス検査時には後処理装置が機能し、実際の走行時には実質的に垂れ流しとなるように、制御をしていたことを認めました。


(参考画像:Dieselgateとも呼ばれています)

実際の走行時には規制値の40倍もNOxが多くなることがあります。(なお、「いすゞ」のトラックでNOx排出量が実走行時に3倍に増えるようになっているとして2011年に東京都に変えさせられていたという報道もあります

自称公害問題批評家の私も少し驚きました。(しかし、燃費については、自動車メーカーが制御ソフトを試験用に「合わせている」ことは有名なので、多少はこういうことはあることは知っていました)

今後、フォルクスワーゲンが倒産しそうになってドイツが公的資金を投じて救うということも十分に考えられそうです。

なお、日本では、該当のディーゼル車の販売を直接していませんでした。系列のアウディもです。(アウディといえば、…「日本人は皆殺し!」の横断幕を掲げた中国のアウディディーラーに米でも批判の声)。

営業的な理由(日本でのディーゼルのイメージ)もあるでしょうが、日本の検査はまじめにやるのでいつかばれるおそれが高いと考えたのかもしれませんし、ディラーの多くがトヨタ系なので調べられるのが嫌だったからかもしれません。

この問題で、わかったことがいろいろとありました。

大企業のメーカーでも製品を売るためには不正をする

「まさかドイツを代表する大企業がこんなことをするわけない」ということはないということが一層わかりました。

「大企業がしていることなんだから間違っているわけがない」という考えを持っている人がいますが、日本の会社も含めてそんなことはまったくありません。

ちなみに、今回の問題では、実際にVWにエンジン制御コンピューター(ECU)を納入していたのは、ドイツの自動車部品関連の大企業Bosch社が関わっているとも報道されています。そして、VWが納品後に書き換えていたとも。これからいろいろと明らかになるでしょう。

日本企業のスズキは内情をわかっていたのならVWとの交渉をうまくやるべきだった

VWとディーゼルなどの環境技術のために提携した(傘下に入った)スズキ自動車は、VWのエンジンの環境性能が悪いことはわかっていたと思われます。エンジン開発メーカーが排ガス性能を調べるのは当然だからです。

そこで、スズキは、VWには「関係を解消したい」とだけ言ったが、VWは認めず、訴訟をせざるを得なかったという報道がなされました。VW株を売るのが遅れたためにスズキは莫大な損をしました。

他社の業績を悪くするのはよくないことかもしれませんが、他社が排ガスを垂れ流しにしているのを放っておくのは罪です。

なぜうまく交渉して、早期に提携解消をできなかったのでしょうか?

交渉下手な日本企業の悪いところが出てしまったように思います。




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