マジェスティー125のオイル上がり、オイル下がり、バルブ面すり合わせ

<初回投稿:2010/11/21 追記が多く、読みにくくてスイマセン>

マジェスティー125ネタの2度目の投稿です。

maje125
(参考画像 125ccなのに大きなスクーター)

本来はコマジェくんの写真や作業の過程を写真で載せたいところなのですが、グランドマジェスティーのシールドを装着したコマジェくんは見た目が独特なので、まだ公開するのはやめておきま~す!…

今年8月にまったくトラブルがなかったフォーサイト250EXを売って、ヤフオクでコマジェくんを買ってから、オイルがらみではいろいろと悩まされてきました。まだ解決していませんが、同じ悩みを抱えている人は多いと思うので、ここでいろいろと公開したいと思います。(追記:解決しました~!!)

ちなみに、コマジェに変えて良かったこと…

●盗まれる心配をしなくてもよくなりました。

●125ccしか停められない駅の駐輪場に停められるようになりました(そもそもの乗り換えの目的)。

(以前はバイクはあまり駐車違反にはならなかったですが最近は駐車違反にされるので重要な問題です)

●安い部品でバイクいじりができる上達

ヤフオクでの実際の出品画像(よく見たらバックミラーがなかった…そんなバイクはろくなものではないですね):
baikumannn

(1)シリンダーガスケットからのオイル漏れ

まず、ヤフオクの出品者のところに取りに行った時から明らかに、クランクケースとシリンダーブロックの間から、オイルが漏れていました。

そして、購入後乗って帰る途中に、オイルが少なすぎてエンストするほどだったので、何度かオイルを足しながら帰りました。

コマジェ乗りの間では有名な話ですが、コマジェ純正のシリンダーガスケットは、紙みたいで劣化しやすいので、このオイル漏れに悩まされて、修理に出す人が多いようです(純正の部品番号が変更されているので新しめのものは改善されているのかもしれません)。

オイル漏れは嫌な故障の1つですが、逆に言うと原因と対処法がはっきりしているとも言えます。よって、分解して、ガスケット交換しました。

ここで重要なポイントをいくつか。

●マジェご飯さん(追記:残念ながらサイトが閉鎖されているようです)で入手できる英文サービスマニュアルを入手して解読してから作業すべし。(プレストのサービスマニュアルがヤフオクで出品されていますが、これは単なる抜粋板なのであまり意味がありません)

●ショックドライバーを用意すべし
(カムスプロケットにアクセスするために、ウォーターポンプユニットを取り外すための「+ネジ」2つを取り外すため)

●腰上のオイル漏れを直すだけなら、エンジンマウントブラケットを外してエンジンを切り離す必要は無し
(エンジンを切り離すと再度結合させるのが面倒です。なお、結合させるのは、全体を横に倒すと楽です)

●圧縮上死点では、排気側で(吸気側も)バルブを押していないこと(バルブクリアランスがあることを確認)、ピストンが上がっていることを確認すべし

●カムスプロケット、カムチェーンには油性マジックでマークを入れるべし

●耐熱のモリブデングリースを用意し、ネジ山に塗布したり、マフラーガスケットに塗布するのに使用する。

●ガスケットには液体ガスケットを塗布

●ゴムホース(特にシリンダーヘッドからエアクリーナーボックスへと出ているブリーザー)が割れていることがあるので、ブチルテープなどがあると修復可能

●組み立て後に、いきなりセルを使わず、まずはゆっくりキックして正常に回るかどうかを確かめる

●12mm、19mm、24mmのボックスレンチソケット(カムスプロケットボルトを外すときにレンチが2つあるとそれらで外せます)、六角レンチ、シックネスゲージ、8mmのメガネレンチ、ラジオペンチが必要

●手が汚れないようにするためとケガを防止するために作業の際は使い捨てゴム手袋があると便利

(2)オイル上がり対策

オイル漏れの対処で外部へのオイル漏れはなくなりましたが、アイドリング時にマフラーから白煙が少し出て、オイル消費が激しくなるという問題が発生しているのではないかと思いました。

一般に、オイル消費が多い原因は4つあり、
(a)(外部への)オイル漏れ
(b)クーラント(水路)へのオイル漏れ(シリンダーガスケットが原因なことが多い)
(c)オイル上がり(クランクケースからピストンリングを経由してシリンダー内への漏れ)
(d)オイル下がり(バルブの棒からの漏れ)
です。

追記:

●始動直後にのみ白煙が発生して徐々に消える→オイル下がり

●走り出してから時間がたった後、アイドリング中に白煙が発生→オイル上がり

クーラントへはオイル漏れがないので、どうやら(c)か(d)のようです。

まずはオイル上がり対策をしました。

上の(1)と同様にシリンダーブロックを外して、さらにシリンダーブロックを磨きました。

これで直ったかと思ったのですが、1000kmくらい走った後、長距離を走ったら、最近またマフラーから白煙が出るようになり、オイル消費が激しくなりました。

追記:

■(2011/2/2)結論的には、オイル上がりも直っていなかったようです。シリンダーホーン工具を買ったのですが、それで直るかどうかわからないので、シリンダーを交換しようと思います。

●オイル上がりは軽度の場合以外はピストンリングを交換しただけでは直らず、シリンダーのボーリングやシリンダーとピストンの交換が必要になるようです。通常はここまでして直す意味はないでしょうね。

●コマジェで1000kmくらい走った後にマフラーから白煙が出るようになる(オイル上がりするようになる)のは、どうやら仕様のようです(オイルフィルターがないためオイル劣化が激しい)。オイル交換して白煙が出なくなれば直ったと考えましょう。

(3)オイル下がり

上のピストンリング交換であまり効果がなかったみたいなので、原因は、オイル下がりのような気がしています。

(追記(オイル下がり対策をした後):考えてみれば、ピストンリング交換時にバルブの内側を目視した際に、既にオイル下がりを確認していました)

オイル上がりとオイル下がりの区別の方法は、「エンジン始動時に白煙が出ればオイル下がりの可能性が高い」という判別方法があるようですが、確かにエンジン始動時に白煙が出ているような気がしています。

オイル下がりの対処は、バルブステムシールを交換することになります。既に専用工具のバイク用バルブスプリングコンプレッサーと、純正品のバルブステムシール(1つ150円位を2つ)を購入済みです。

バルブステムシールはここの3番の部品です。

yp125parts-fig3

近日中に作業をして、ここに追記したいと思います。下記のように作業をしました。

(追記:11番のロッカーシャフトを引き抜くためのヤマハ純正特殊工具(ロッカーアームシャフトプーラーボルトとウェイト(重り)のセットで1500円くらい)―ボルトを使ってがんばれば引き抜けるみたいですがほしくなったので買いました―と、バルブの面合わせのためのタコ棒(730円くらい)を買いました。

(追記:英文サービスマニュアルに記載のロッカーシャフトを引き抜くためのヤマハ純正特殊工具の番号は間違っています(少なくとも私の場合は)。ロッカーアームシャフトプーラーボルトは、90890-01085(M8用)と記載されていますが、これではなく、90890-01083(M6用)が正しいようです。なお、実際に引き抜いてみて、この特殊工具をガンガンに使っても少し苦労したので、少なくとも重り(ウェイト)90890-01084の方は購入した方が良さそうです。私の場合、ボルトの方は、購入した90890-01085(M8用)が使えず、ホームセンターのコーナンで同じくらいの長さのM6ボルト+ナットを合計80円ほど(ヤマハ純正は500円ほど)で調達しました。)

このコマジェくんの調子が良くならなかったら、Honda PCXを新車で買いたいと思うこともあるんですが、そうするとトラブルがぜんぜんなくて詰まらないような気がするし、盗まれることを気にしてしまいます。なので、当分はコマジェくんに乗っていたいと思います。何よりHonda PCXよりもマジェスティー125やRV125iはライディングスタイル、シートで勝っています(他の点では負けていますが…)


2010/11/22追記:オイル上がり、オイル下がりについては、自動車の趣味超越logさんがわかりやすくまとめられています。

私の場合はおそらくオイル下がりですね。

ただ、昨日オイル交換した後は白煙が出てなく、オイルも減っていないようです。オイルが劣化していないとオイルの減りが少ないようですね。

わざわざ分解する必要がなければWAKO'S エンジンシールコートで対策しようかとも思いましたが、私のコマジェくんには根本的な解決にはならなそうなので、素直に部品交換することにします。っていうか、部品と特殊工具を買ってあるので。。。

※コマジェでは、オイル上がりの兆候が出ていたとしても、オイルの劣化が原因であることがあるので、まずはオイル交換をしたほうがいいです。


2010/12/17追記:

やはりバルブステムシールが原因のオイル下がりでした(オイルが下がっていた跡がたくさんありました)。
通常は負圧が発生する吸気バルブの方からオイルが下がるようですが、私の場合は、排気バルブの方からでした。おそらく前のオーナーがオイル足らずの状態で走って、温度が高くなり、早く摩耗したのではないかと思います。マジェスティー125の場合は排気バルブの方が下だからなのかもしれませんが。

装着されていたバルブステムシールは、新品と比べてみると、穴がかなり大きくなっていました。新品のバルブステーシールの場合は、バルブを通しにくいくらいですが、装着されていたバルブステムシールはスカスカでした。

上に書いたロッカーアームシャフトプ-ラーボルトの件と、バルブコッター(上のパーツの図の6番)を紛失しないように気をつけるといいと思います。

バルブコッターを取り付ける際にはコツが入ります。まず、バルブスプリングコンプレッサーで十分にスプリングを押した状態で、グリース(二硫化モリブデン入り)をたくさん塗ったバルブコッターをラジオペンチで設置します。グリースをたくさん塗らないと外れてバルブコッターを探すはめになります。また、1つのバルブコッターを入れた後、2つ目を反対側から入れるのではなく、1つ目をできるだけ反対側に移してから、2つ目を入れるといいと思います。

なお、バルブステムシール(3番の部品)を強く押し込み、しっかりと装着しましょう。


2010/12/18追記:

バルブステムシール交換とバルブ面のすり合わせの作業が完了しました。

なんと、エンジンがメチャメチャパワーアップしました!!(本来のパワーに戻ったようです。)

音も少し違います。

トルクが出て、上も回るようになり、この寒い時期にセル一発で始動するようになりました。そして、何よりもマフラーから白煙がまったく出なくなりました。

今までシグナスX(同じようなエンジンを積んでいる台湾ヤマハ製125ccスクーター)に抜かされることもあったので、重量差を考えても「おかしいな~」と思っていたのですが、本来コマジェくんはこのくらいのパワーがあるんですね。

けっこう時間を使ってしまいましたが、結果がものすごく良くなったし、いい経験になって、大満足です。この忙しい時期にまあまあ時間を使いましたが…(周りの方、迷惑をおかけしてスイマセンでした)

パワーアップはバルブの面のすり合わせのおかげかと思います。とはいっても、実際のバルブ面のすり合わせ作業は、カーボンを取るのがメインな簡易的なものでしたが、それでもこのくらいの効果が出るものなんですね。

今回、オイル下がり対策のためのシリンダーヘッド分解に使用したのは下記の工具です。

●バルブスプリングコンプレッサー(バイク用、4種類の大きさのアタッチメント)

●ヤマハ純正特殊工具ロッカーシャフトプーラーボルト(M8用)90890-01085

●自作ロッカーシャフトプーラーボルト(M6用、90890-01083のまね シリンダーヘッドボルトで使用する銅ワッシャーも一緒に利用するといいと思います)

●ヤマハ純正特殊工具ロッカーシャフトプーラーボルト用ウェイト(90890-01084)

●タコ棒(1本当たり2つのゴム部がついているものが2本。合計で4種類の大きさ。)

なお、すり合わせ用のコンパウンドは使用しませんでした。

2011/2/2追記:マジェスティー125の白煙の原因はどうやら、オイル下がりではなくオイル上がりであったようです。オイル下がりの場合は、始動時だけたくさん白煙がでるようですが、エンジンが暖まっていくとアイドリング時に白煙を出すので、オイル上がり確定です。ここでピストンリングを交換してもシリンダーが変形している場合はまったく直らないので、中古のSYM RV125JPを激安でゲットして、マジェスティー125はゆっくりと直すことにしました。

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