Windows PCの復旧方法 + SystemRescueCDの使用方法


備忘録的に、Windows PCの復旧方法やSystemRescueCDの使用方法をまとめてみたいと思います。


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●パソコンが調子悪くなったら…

 ↓


0.重要データのバックアップ

とりあえず何か行う前に、重要データをコピーします。


バックアップメディアがない場合には、自分のGmailアカウント宛にメールで送るといったこともできます。


重要データとしては、文書ファイル(テキストファイル、Wordファイル、Excelファイル等)、アドレス帳、データベースファイル、ソースコード、写真ファイルなどがあります。


1.ウィルス等の確認

(1)プロセス確認

Ctrl+Alt+Delを押して「タスクマネージャー」を起動。「プロセス」を見てウィルスらしきプログラムが活動していないか確認


(2)スタートアップ・不要サービスを確認

田キー+Rで「ファイル名を指定して実行」を出して、「msconfig」と入力して「システム構成ユーティリティー」を起動、「スタートアップ」と「サービス」を確認。ウィルスらしきプログラムが活動していないか確認。


「サービス」の設定変更は、「ファイル名を指定して実行」を出して、「services.msc」と入力して、「サービス」を起動して行うのが通常。


「スタートアップ」と「サービス」によって常駐されるプログラムが少ないほどパソコンは速くなります。ただし、音が鳴らなくなったり、ファイル共有できなくなったり、ネットアクセスができなくなったりするので、十分な知識がない場合は常駐プログラムを減らさない方がいいでしょう。


(3)マルウェア(悪意のあるプログラム)検査プログラムで確認

Microsoft提供のものなど、無料のものもあります。最近は多様なマルウェアが出現しているため、検査精度が悪いです。


2.ハードディスク等の検査

(1)chkdskコマンド

「コマンドプロンプト」から、


chkdsk



と打ってハードディスクがおかしくないか見てみるのもいいでしょう。しかし、


chkdsk /f

で修復を試みた後、Windowsが起動できなくなることもありますので、それは十分にバックアップを取った後で行います。


3.Windowsが起動できなくなった場合

(1)セーフモード

Windows起動時にF8キーを押して、セーフモードで起動して、その後設定を元に戻す操作をします。


(2)回復コンソール

WindowsのCDを使って起動して、回復コンソールで回復を試みます。(コマンドを打てる場合)


(3)Windowsの修復

WindowsのCDを使って起動して、Windowsの修復を試みます。


(4)Windowsの上書きインストール

WindowsのCDを使って起動して、Windowsを上書きインストール(新規インストールではない)します。


4.サラから入れ直すしか手段がなくなった場合

(1)リカバリーCD

PCにリカバリーCDがある場合、そのリカバリーCDを使って起動して、メーカー出荷状態に戻します。


(2)Windows新規インストール

リカバリーCDはないがWindows CD又はWindowsのセットアップファイル群(通常、i386という名前のフォルダに入っています)がある場合、Windowsを入れます。

CD起動ができずDOS起動しかできない場合は、i386に入っているwinnt32.exe又はwinnt.exeを実行してセットアップを開始します。


5.ハードウェアの故障が疑われる場合

パソコンでは、ハードディスク、電源ユニット、マザーボードなどが、加熱などが原因で壊れることがあります。また、メモリやCPUを自分でいじった場合は、それらの接触状況が悪いことが原因で、パソコンの調子が悪くなることもあります。


電源ユニット、メモリ、CPUの異常は、BIOSの画面(PC起動時にF2キーやDelキーを押すことで起動します)でわかることが多いです。

このようにハードウェアが故障した場合は、Windowsのセットアップがうまく行かないことが多いです。死のブルースクリーンが頻繁に出ることもあります。


このような場合はこれらのハードウェアを入れ替えるか(原因が分かっている場合)、そのパソコンをあきらめて新しいパソコンを買うしかありません。


10年前に10万円以上した古いパソコンよりも最新の3万円のネットブックの方が快適に使用できると思いますので、買い換えるのも手です。




裏道的なツール(本題)

以上が、王道的(?)な対処法ですが、裏道的なツールがありますので、ご紹介します。


1.administratorのパスワードがわからなくなってログインできなくなった場合


OrphcrackのCDで起動すると、パスワードが簡単にわかります(パスワードの長さ等に応じて長い場合は数十分時間がかかりますが…)。


すべてのユーザのパスワードがわかってしまうので、自分しか使用したことがないパソコン以外に使うのはやめましょう。


2.SystemRescueCDを使った各種修復、パーティションの操作(サイズ変更等)、パーティションのバックアップとリストア(回復)

SystemRescueCDは、CD又はUSBから起動するシステムレスキューのために用途が限定されたLinuxです(あまりLinuxと意識する必要がなくなっているので、Linuxを初めて動かしたいという人にもいいかもしれません)。


有料ソフトウェアでしかできなかったことが、無料でできます。


Linuxのコマンドを打つのが苦手な場合でも、パーティションの操作くらいであればコマンドを打たずに使用することができます。ただし、日本語版はないので英語を読むことになりますが…


パソコンサポートをやっている人であれば、使えた方がいいのではないでしょうか。(Linuxも操れる専門家のように思われること間違いなしです)。


Linuxの入門用にもいいと思います。


(0)SystemRescueCDの使用準備(Live CD起動、USB起動)

a)起動できるCDを使う場合


http://www.sysresccd.org/Download から、CDイメージの安定版(stable version)をダウンロードします。Sourceforge Downloadという箇所です。


そして、CDイメージを書き込みソフトを使用してCD-Rなどに書き込みます(可能であれば、下のUSBメモリーからの起動の方がCDが無駄にならないのでお薦めします)。


多くのPCでは、PC起動時にF8キーやESCキーを押すと、起動デバイスを選択できます。


ネットブックなどのCDドライブがないPCの場合、どうしてもCDから起動しない場合(しばしばあります)は、下記のUSBメモリー起動を使用するといいでしょう。


b)USBメモリー起動


最近、USBメモリーが安くなりましたので、こちらの方が楽で確実です。ただし、USBメモリーをフォーマットする必要があります。


上と同様に、http://www.sysresccd.org/Download から、CDイメージの安定版(stable version)をダウンロードします。Sourceforge Downloadという箇所です。


あらかじめ、USBメモリーをエクスプローラでFAT32でフォーマットしておきます。


次に、http://www.sysresccd.org/download/sysresccd-installer-2.0.0.exe から、SystemRescueCd installer for Windowsをダウンロードして実行します。


 systemrescuecdinst


上記のように指定して、Installを押せば、起動可能なUSBメモリーができあがります。なお、途中でどのユーザで実行するか聞かれた場合は、「保護…」のチェックボックスを外してOKを押します。


(1)SystemRescueCDの起動

PC起動時にF8キーやESCキーを押すと、起動デバイスを選択でき、CDドライブまたはUSBメモリーを指定します。


起動画面です。



5) SystemRescueCd: directly start the graphical environment

を選ぶのがいいでしょう。


その後、使用しているキーボードの配列を聞いてきますので、jpの22を入力します。



1) SystemRescueCd: default boot options

を選んだ場合でも


startx

というコマンドを打てば、グラフィカル画面になります。うまく起動しない場合はStandard ... KernelやAlternative Kernelを使用しましょう。


(2)Testdisk(ディスクチェック)

これは、名前に反してディスクをチェックするというよりも、壊してしまったパーティションを復旧させるためのツールです。例えば、パーティションを削除してから作成したとしても、新しいデータを書き込んでいなければ、元のパーティションを復旧できる可能性が高いのです。


スタート|System|Testdiskで起動します。


(3)GParted(パーティション操作ツール)

GParted(パーティション操作ツール)を説明します。


(上の画像のように) スタート|System|GPartedで起動します。


グラフィカルな画面が起動した後、上の画像のように、GPartedを起動すると、有料ソフトウェアのPartition MagicやSystem Commanderのような画面になり、同じようなことができます。


パーティションのサイズ変更、削除、作成、フォーマットなどです。



(4)Partimage(パーティションのバックアップとリストア(回復))

次は、パーティションのバックアップとリストア(回復)を行うことができるpartimageです。Norton Ghostという有料ソフトウェアの代替となるものです。



スタート|System|Partimageで起動します。


Partition to Save/Restore

で、保存又は回復するパーティションを選択します。


パーティションの名前は、上のGPartedで確認しておくといいでしょう。


cat /proc/partitions

というコマンドを打っても表示されます。


Image File to Create/Use

で、作成又は使用するバックアップファイルを指定します。


しか~し、バックアップファイルを置く場所(置いてある場所)については、事前にmountする必要があります。


ようするに、自分がアクセスしたいパーティションのGPartedで表示された結果が、(NTFSパーティションであれば、


ntfs-3g /dev/sda1 /mnt/windows

FAT32パーティションであれば、


mount /dev/sda1 /mnt/windows

のようなコマンドをTerminalで打ちます。


他にネットワーク経由で別のパソコンにバックアップすることもできます。


かなり高速にバックアップします。


25GBを無圧縮の場合、20分程度でバックアップしますので、Windows再インストールをしたくない方は、定期的にPartImageでバックアップされるのはいかがでしょうか。


なお、元のパーティションのサイズ以上のパーティションにしかリストア(回復)できないので、元のパーティションがかなり大きい場合は、GPartedで事前にパーティションを小さくしておくといいでしょう。




(5)フォルダ・ファイルの削除・コピー等

フォルダの削除・コピー等は、emelfmが便利です(Midnight Commanderも入っていますがemelfmの方がマウスを使えます。Midnight CommanderはGUIでない環境では使いやすいです)。

スタート|System|Midnight Commanderで起動します。



高速に処理してくれます。


(6)Webブラウザ

FireFoxというWebブラウザも使えますので、ネットアクセスできます。




(7)ネットワークの設定(IPアドレス、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバー)

IPアドレスを自動的に取得できる構成(DHCPクライエント)になっていれば特に設定する必要はありませんが、IPアドレス固定で使用する場合は下記のようにLinuxコマンドを打ちます。


●ネットワークカードの認識状況、名前、現在のネットワーク設定を見る


ifconfig

●IPアドレスを設定(ネットワークカードの名前がeth0ではなくath0のような場合もあります)


ifconfig eth0 192.168.1.51 netmask 255.255.255.0

●デフォルトゲートウェイを設定


route add defaut gw 192.168.1.1

●DNSサーバーを設定


/etc/resolv.conf をテキストエディタで編集

●ネットワークの設定が終わったらネットワークを再起動


/etc/rc.d/init.d/network restart

●プロキシの設定


FireFoxで設定


この他、ハードディスクのパーティション情報を格納しているマスターブートレコード(MBR:ハードディスクの先頭の512バイト)が飛ぶことがあるので、これのバックアップを取っておくのもいいでしょう。


●MBRのバックアップ


dd if=/dev/sda of=back20101215.mbr count=1 bs=512

●MBRのリストア(回復)


dd if=back20101215.mbr of=/dev/sda

(この他、思いついたら追記します)


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