イオン系空気清浄機の殺菌は人体に有害なオゾンが担っているとする論文が公開

(参考画像:中国の大気汚染)

(参考画像:大気汚染物質のオゾン)

このブログでは、イオン系空気清浄機の悪質な商法について、イオン商法にご注意を―「イオン系」電気製品とその宣伝方法イオン商法に消費者庁が措置命令 - シャープのプラズマクラスターなどの投稿で指摘してきました。

(参考画像:某社がうたっている「美肌」効果)

このたび、私が書いてきたことの趣旨に沿った、イオン系空気清浄機の殺菌は人体に有害なオゾンが担っているとする論文が公開されましたので、ご紹介します。

以上の成績により,調べた電気製品には,
1)通常の生活空間のような広い空間における使用では,ほとんど殺菌効果が期待できないこと,しかし,
2)きわめて狭い空間における寒天培地上のある種の細菌という限定的な対象に対しては,ある程度の殺菌作用は認められること,だが,
3)そうした効果は,一義的には,それらの機器が放出している特殊物質というより,それらが同時に放出しているオゾンによる殺菌効果で十分説明可能であること,が明らかになった.
今回対象となった機器のみならず,こうした類の殺菌効果を謳う電気製品については,オゾンの関与を疑う必要があろう
(実際の論文の結論部分)

さすが、国立病院機構の医療関係の研究者です。人の健康のことをよく考えてくれているようです。もっとも結論で書かれていることは私のように少しでも化学や放電に携わったことがある人であれば常識的に考えられることですが。。。

日本の大手電機メーカーの一部が、人体に有害なオゾンによる消臭・抗菌効果を、故意に「・・・イオン」「プラズマ・・・」などの効果と称して販売し、消費者をだまして、人の健康を損なっている行為はけっして許されるものではありません。

このブログ投稿を読んだ方はイオン商法の広告にけっしてだまされずに自分で考えるようにしてください。

こちらに今回の詳細な記事があります。http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20121218/257052/?ref=ML

プラズマクラスターやナノイー自体にはほとんど殺菌効果がないことが明らかに(日経エレクトロニクス 2012/12/18)

日本のエレクトロニクス関連メーカーが販売している空気清浄機には、殺菌や脱臭といった効果をうたう粒子を放出するものが多い。メーカー各社が名付けた粒子の例としては、シャープの「プラズマクラスターイオン」やパナソニックの「ナノイー」がある。ところが、そうした粒子自体には殺菌効果がほとんどなく、実際の殺菌は、同時に発生するオゾンが担っているとする論文が公開されている。2012年4月に開催された第86回日本感染症学会総会で発表され、同年11月20日に発行された「感染症学雑誌 Vol.86 No.6」に座長推薦論文として掲載された「殺菌性能を有する空中浮遊物質の放出を謳う各種電気製品の、寒天平板培地上の細菌に対する殺菌能の本体についての解析」である。

発表したのは、国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンターの西村秀一氏。論文では、シャープの「プラズマクラスターイオン発生機」、パナソニックの「ナノイー発生機」、キングジムのイオン発生式空気清浄機「ビオン」の三つの機器について殺菌能力を調べた。その結果、極めて狭い空間では、製品に一定の殺菌効果があることを確認できた。

 ただし、メーカーがプラズマクラスターイオンやナノイーと呼んでいる粒子を除去しても殺菌効果は変わらなかった。一方、各粒子と同時に発生するオゾンを除去すると殺菌効果が激減したという。このことは殺菌作用の本体がオゾンであることを強く示唆すると結論付けている。

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