イオン系電化製品から放出される「・・・イオン」の正体は?

本サイトでは今まで、体に有害なイオン系電化製品の宣伝方法などについて批判してきました(関連記事)。

このたび某質問サイトで、

マイナスイオンは体に良いなどといわれていますが、実際には科学的な根拠が無く、正体も不明とされています。

では、電化製品から放出される”マイナスイオン”の正体は何ですか?

と質問がありました。よくある疑問だと思います。これに対して、ひさしぶりに下記のように回答しましたのでそれを転記します。何かコメントがあればいただければ助かります。



マイナスイオン、プラズマクラスター、ナノイー、光速ストリーマを含むいわゆるイオン系電化製品は、中を見ればわかりますが、空気中で放電する単純な機構を備えています。

そのような機構からは、オゾン(O3)が主に発生することは科学的・工業的な常識です。

例えば、電車のモーター、コピー機などは中でやむを得ず放電が発生するのでオゾンが発生します(工業的な常識です)。

オゾンは昔から有害物質や老化物質として知られている物質なので、メーカーは「オゾン発生装置が中に入っている」とは言えず、あたかも他の物質が出ているかのごとく宣伝しています。そしてマイナスイオンのイメージは多くの日本人に良いイメージを与えるためか、消費者はそのような製品を購入したがります。

(厳密に言えば、化学反応時に各種イオンは発生していますが、それらは0.01秒以内にすぐになくなるといっていいほどのもので(化学反応というものは必ずと言っていいほど反応時に各種イオンを発生させます)、化学反応としてみた場合はオゾンが主に発生するということになります)

このオゾンは塩素ガスと同じように消臭・殺菌作用があります。一方、塩素ガスと違って低濃度では爽快感を感じます。

例えば、雷が発生して空気中で放電が起きると、オゾンが発生し、爽快感を感じる人も多いです。

しかし、オゾンは公害として知られている光化学スモッグの原因物質で、塩素ガスと同じように、人の粘膜、皮膚、肺に攻撃して病気・老化の元となります。低濃度であってもです。

air9

(参考画像:栃木県環境政策課による)

オゾン発生装置を人間の生活環境に置くことは、塩素ガス発生装置を家に置いていることと同様な愚かな行為です。

この危険性を知りながら、隠したまま、別の物質を出しているかのようにして、詐欺的に販売しているメーカーは、断罪されるべきで、乳児などの健康被害の責任を負うべきです。

こちらが参考になります。

http://happylifelaboratory.blog.fc2.com/blog-entry-13.html
http://ecoclovers.fc2web.com/ozon.html
http://nichiju.lin.gr.jp/mag/06003/06_5.htm
http://intmed.exblog.jp/5775724/
http://www.kokusen.go.jp/test/data/s_test/n-20090827_1.html
http://unit.aist.go.jp/riss/crm/mainmenu/zantei_0.4/oxidant_0.4.pdf
http://www.kcn.ne.jp/~azuma/news/July2001/010702.htm

>ここからから放出される”マイナスイオン”の正体は何ですか?

放出されるのは、オゾン(O3)、一酸化窒素(NO)、二酸化窒素(NO2)などの酸化物質(オキシダント)といえるでしょう。

元々微量存在する各種「イオン」(例、O2-イオン、HOO-イオン)を増やしてはいますが、これは別の言葉で言うと、空気中の攻撃性のある不安定物質を増やしているということです。化学反応的には上記の通りです。

この状況を一般人を対象に煙に巻く表現が「マイナスイオン」、「プラズマクラスター」等なのです。

「オゾンは出るけれどオゾンは不安定な物質だからすぐになくなるので心配しなくていい」と主張している人がいます。

しかし、そんなことはありません。

「一酸化炭素は不安定な物質だから一酸化炭素発生装置を家に置いても問題ない」と言っているのと同じです。

(しかもオゾンは一酸化炭素よりも重い気体です→生活環境に滞留)

オゾンが増えると、空気中に酸化物質が多くなり、オゾンを還元して減らす物質が少なくなり、結果的にオゾンは増え続けることがあります。オゾンセンサー付きの空気清浄機は現状ありませんのでスイッチONであればずっと放出し続けます。

光化学スモッグ時には大気中にオゾン濃度が0.05ppm以上を維持し続けます。

この点はこちらに解説があります。
http://happylifelaboratory.blog.fc2.com/blog-entry-78.html

(略)「友人は、かつて公害都市であった神奈川県川崎市で育ち、肺が十分に成長せず普通の人の1/3の大きさの肺で19歳で死にました」のようなことは川崎では以前はよくあったことなんです。その人は川崎市から公害認定を受け、月4万円くらいもらっていて、住民票を川崎市に残したまま立川市に住んでいました。

大多数の人は被害を被らなくても乳児のような弱者は被害を被るんです。

(略)

消費者に売れるという理由で、有害であることを告知せずに、あたかも他の無害な物質のみが出ているような広告をして、有害な電化製品を販売してはならないと思います。

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