ナノイーの安全性についてのパナソニックの説明

このブログでは、プラズマクラスター、ナノイー、光速ストリーマなどの酸化性物質(不安定イオンに変性して他の物質を酸化しようと攻撃する物質- オゾンなど)を発生させているのに、安全性について十分に消費者に伝えていないメーカーを批判してきました。(左の「健康」をクリック)

(参考画像:栃木県環境政策課による)

最近、空気清浄機などに搭載されているナノイーの安全性についてのパナソニック社の説明が記載されている製品紹介ページを見ましたので、それについて投稿します。


(参考画像:製品説明会より)

これによると、まず大森記者は、

ヒドロキシ・ラジカルは人体内では発ガン性を持つため,放出したナノイーを人が吸い込んだ場合の安全性が問題になる。

という観点で質問をしています。できれば、ヒドロキシ・ラジカルを発生させているという点から疑問を持ってほしかったものです...回答は、

これに関しては,日本バイオアッセイ研究センターで安全性を試験したという。

哺乳動物の肺の培養細胞に対するナノイーの影響を調べ,影響がないことを確認した。細菌やウイルスの除去作用があるにもかかわらず哺乳動物に影響がない理由としては,哺乳動物の細胞はヒドロキシ・ラジカルを分解する仕組みを備えているからだと考えられるという。

とのことです。

これを読むと、たいていの人は納得するようです。

この大森記者も

パナソニックはナノイーの効果はヒドロキシ・ラジカルによるものだと説明していました。そこで私は「ヒドロキシ・ラジカルは体内で発生した場合には発がん性を持つ。ユーザーがそうした物質を吸い込んだ場合の安全性をどのようにして確認しているのか」と質問したのです。

 会場の雰囲気が悪くなるのはわかっていました。でも「ウイルスや細菌のたんぱく質を変性させて不活性化や除菌を行う」という例を数多く紹介しながら,同じくたんぱく質で構成されている人体への影響について触れないのは納得がいかなかったのです。パナソニックがどのように回答したかは元のニュース記事を見てください。基本的には,質問に対して誠実に答えていただけたと思います。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20090903/174874/

と、「質問に対して誠実に答えていた」という印象を持ったようです。世の中の人たちはこんなレベルなんですね。


(参考画像:製品説明会より)

しかし、私はこのようなパナソニックの説明にはまったく同意できません。

たしかに、ナノイー製品は強力なオゾン発生器よりも低い濃度の酸化物質しか出しません。しかし、濃度というのは使用環境によって異なるのです。気密性の高い部屋では濃度がどんどん高くなりますし、乳児の場合は大人よりも酸化物質に対して何倍も害を受けます。

哺乳動物の肺の培養細胞に対するナノイーの影響を調べ,影響がないことを確認した。

こんなことは濃度・暴露期間によります。すべての状況で影響がないことを確認したわけでもないのにこのような言い方をしないでほしい。イオン系製品の愛用者は24時間狭い部屋でつけっぱなしという人も多いですよ。しかも、ウイルスの除去作用が認められる環境にしたわけではない。

細菌やウイルスの除去作用があるにもかかわらず哺乳動物に影響がない理由としては,哺乳動物の細胞はヒドロキシ・ラジカルを分解する仕組みを備えているからだと考えられるという。

これは「影響がない」ことの理由付けとして、結論ありきの理由を空想したにすぎない。

ウイルスの除去作用が認められるレベルの酸化性物質(不安定イオンに変性して他の物質を酸化しようと攻撃する物質)を哺乳動物が日常的に吸い込んだ場合に健康被害がないことを確認したとはとうてい言えないレベルです。

このように都合のいい「科学的」説明をして自社製品を売ろうとするメーカーのやりかたはすぐにやめてほしいものです。

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